マーティ、すべてはこころなんですよ


やっとこ、広島の打線が通常に戻る。
いや、マーティの理屈はわかる。
数字上は、非常に効果的。
けれど、ひとはこころで動く生き物です。
ひとそれぞれが持つ、
こころという特性をうまく活かさなくては、
計算の基にしている数字は無に帰します。


性格が律儀で、技術の高い、
甘い球を逃さず的確に打つ選手を
二番にすれば、球数を投げさせるために、
カウントの若いときの甘い球を見逃します。
結果、打率は落ちます。


後ろに、技術の高い、信頼できる打者と、
ここ一番で爆発力を見せる打者がいた
打者の後ろを奪って四番にすると、
コンパクトにならざる得ません。


気の弱さと戦いながらも、
じぶんをなんとか信じてホームランを量産した打者を
最も技術のいる三番に座らせれば、
プレッシャーに足を引っ張られるに違いありません。


打順は無意味ではありません。
その打順で出した打率は、
他の打順で再現できるものとは限りません。
なぜなら、そこにはこころの作用があるから。
これは職場やサークルの配置でも同じです。


でも、マーティ。
あなたが広島を良くすることは、信じています。
どんな結果になっても。