友よ

ぼくはかつてのまま、再びここにいる。
そしてまた、理想に向かいつづけよう。
青い頃の熱量をそのままに、ただちには屈することない魂の元に。
世の中には引き際が必要なことも学んでいる。
けれど、最初から引くことなど、あり得ない。
友よ。
ぼくは今日また大人の振りをした人を傷つけてしまったかも知れない。
きみたちの知るように、ぼくの言葉はときに一片の丸みをも持たないから。
しかし友よ。
知っているはずだ。
足元を見つめる眼では、明日を垣間見ることなどできないことを。
そして友よ。
青いだけの魂では、明日を変えることなどできないことも。
友よ。
ぼくがぼくで居続けることを、望んだのはきみたちだ。
たとえ100万人を傷つけようとも、きみたちの魂の元、
ぼくは追いつづけよう。
ほんとうの真実をつかむための道筋を。
友よ。
きみたちが知るように、金なんかのためではなく。