「前のクルマを追ってくれ」

先日のプレゼン後記。
プレゼンは企画コンテというものでします。
で、次に演出コンテというものをお見せして、
CMのディテールをきちんと理解していただくわけですが、
そういう決済も今回の会社は社長がなさる。
とはいえ、この社長めちゃくちゃお忙しい。
撮影スケジュールがタイトな上に、情報も揃わない。
そして社長は今日から10日間海外。
…海外? 決済どーすんねん。
で、急いで演出コンテをつくり、社長へ。
とおもったら、もう海外出発の朝しか時間がない。
関空まで行く社長車の中で説明してくれとの話。
が、営業からお金の話もあるし、
社長はクリエイティブの話を聞きたいと言われるし、
で、まず社長宅へ集合。
クルマに乗れなかったぼくは関空まで追っかけることに。
タクシーを捕まえて、
「運転手さん、あのクルマを追っかけて。
 関空の出発階にに行くはずだから」
と追走。
「え? なんですか?」
なんて運転手さんも刑事ごっこにちょっとうれしそう。
なんでもないんだけどね、実は(笑)
約一時間、社長を追走し、営業との話がうまくいっていることを願う。
クルマを降りて社長と対面したときには、
「よろしくお願いしますよ」
とのお言葉。ああ、問題なしね。
追っかけてきたぼくをお茶に誘ってくださり、
「いってらっしゃいませ」
に握手で応えてくれました。
それでも、初号試写はちょっと心配。
まだ撮影もしてないけどねー(笑)