監査質疑

「ちょっといま監査入ってるんだけど、来てくれる?」
管理部の人間にいきなり呼ばれる。
監査? なんで? ぼく?
は! あの流用や、あの着服がバレたか!?(うそですよ!)
とおもいきや、
「○○○の仕事で原価が交通費しかないから、
 どういう仕事内容か説明してください」
ということでした。
あれね。ちょっと特殊な仕事ですからね。
と、トコトコと会議室へ。
「本社財務部の○○です」
「おつかれさまです」
ペコリン。
「○○監査法人の○○です」
「お世話になります」
ペコリン。
けっこう若いな。
「○○監査法人の○○です」
ペコリン。
もっと若いな。

「えー、この仕事の内容と流れを教えていただけます?」
「あー、はいはい。ちょっと特殊ですからねー…」
とご説明。
うそつきの自認があるわたくし、
こういう説明やプレゼンはなんの問題もありません。
(ここでは、うそはついてませんから!)
「ああ、なるほど。よくわかりました。
 もうほかの方の説明を聞かなくてもいいですねー」
「よろしゅうございますか?」
「けっこうです」
「失礼します」
ペコリン。
ドアを閉めたあと、
「いやー、よくわかる説明でした」
との声。うふふ。そーだろ。わかるだろ。
プロだからな(ってなんの!)

しかし、監査法人ってこんなことしてるのね。
友だちに何人かいるけれど、なるほどねー。
ふーん。ほーん。はーん。
で、うまい昼飯食って帰るわけね。
今度なんかおごれ。すしでいいよ。ほんと。